関東大震災100年
国土交通省関東地方整備局の
取り組み情報サイト

関東大震災100年

関東大震災ゆかりの地を巡るツアー

〜関東大震災を見聞し、未来への備えにつなげる〜

関東大震災から100年、
いま、体験を通して未来に備える!

 今年は、1923年9月1日に発生した関東大震災から100年を迎える節目の年です。
 この機会に、関東大震災で何が起こったのかを振り返るとともに、逼迫する首都直下地震等の巨大地震に備え、行政、民間企業、市民等が連携したまちづくりやインフラ整備をいかにしていくべきか、考える必要があります。
 今回のツアーは関東大震災ゆかりの地をめぐり、被害状況、災害から得られた教訓、現在の東京をつくりあげた復興の軌跡から、さらなる備えについて皆様とともに考えていくために開催いたします。

日時
2023年7月22日(土)・23日(日)
募集期間:2023年6月1日(火)〜30日(金)
参加費
1,000円 各コース定員30名
主催
国土交通本省、国土地理院、関東地方整備局

ツアーガイド

武村 雅之

名古屋大学減災連携研究センター特任教授

1981年東北大学大学院理学研究科博士課程修了(理学博士)後、鹿島建設(株)プリンシパルリサーチャーなどを経て名古屋大学減災連携研究センター教授(現在特任)。著書に『関東大震災がつくった東京:首都直下地震にどう備えるか』(中公選書、2023)など多数。

ツアースケジュール

Aコース7月22日(土)

13:00 東京駅発(貸切バスで移動)
13:30〜 都立横網町公園
見学箇所:東京都復興記念館震災遭難児童弔魂像石原町・緑町震災戦災追悼碑
14:30〜 隅田川の橋梁群(船上から見学)
見学箇所:吾妻橋厩橋など
※災害対策支援船「あらかわ号」に乗船し見学
15:00〜 浅草寺
見学箇所:本堂水吹きイチョウ
16:40〜 神田明神
見学箇所:社殿石獅子黒焦げイチョウ
17:35〜 東京大学地震研究所
見学箇所:設立記念碑研究所内見学
18:45 東京駅着

Bコース7月23日(日)

13:00 東京駅発(貸切バスで移動)
13:30〜 都立横網町公園
見学箇所:東京都復興記念館震災遭難児童弔魂像石原町・緑町震災戦災追悼碑
14:30〜 隅田川の橋梁群(船上から見学)
見学箇所:吾妻橋厩橋など
※災害対策支援船「あらかわ号」に乗船し見学
15:00〜 浅草寺
見学箇所:本堂水吹きイチョウ
16:40〜 都立上野恩賜公園
見学箇所:上野大仏不忍池
17:40〜 東京大学地震研究所
見学箇所:設立記念碑研究所内見学
18:50 東京駅着

※関東大震災で被災した港の施設巡りツアーも開催予定。実施日やツアーの詳細は後日HPにて公開します。
※スケジュールは現時点での案であり、今後変更する可能性があります。
※天候の状況などによりツアーの実施を中止させていただくことがございます。その場合、2日前までに、中止のご案内をさせていただきます。
※当選者へは、参加証の送付と合わせ、参加費の支払い方法、集合場所などの連絡をさせていただきます。

  • Aコース
  • Bコース

都立横網町公園

1922年東京市は、陸軍被服廠の移転に伴い跡地を買収し、公園の造成を進めていたところ、その最中に関東大震災が発生。まだ空き地状態だった被服廠跡に周辺の人たちが家から布団や家財道具を持ち出し、続々と避難してきたが、激しい炎は巨大な炎の竜巻、火災旋風を巻き起こし、一気に人々を飲み込み、この地だけでも多くの尊い命が失われた。
公園内には復興記念館や慰霊堂が建てられて、現在も災害の記録を伝承している。

  • Aコース
  • Bコース

隅田川の橋梁群(吾妻橋、厩橋など)※船上から見学

▪️吾妻橋 1885年7月の暴風雨で流出し、1887年に隅田川最初の鉄橋として架橋された橋梁。関東大震災では、木造の床が焼け落ち多くの尊い命が失われた。1931年6月には東京市の復興事業で架け替えられ、現在まで変わらぬ姿で利用されている。
▪️厩橋 元禄年間ごろから続いていた「御厩の渡し」のあった場所に、1874年に木橋がかけられたが、桁に木材を多用していたため、関東大震災では酷く損壊した橋梁。1929年に東京市による復興橋梁として架け替えられて現在に至る。

  • Aコース
  • Bコース

浅草寺

観音堂(本堂)、五重塔、宝蔵門は明治17年の区間整理、周辺を防火帯として家屋の高さや坪数を制限した施策や、防火用として存在したイチョウの木が功を奏し、関東大震災では、奇跡的に焼け残った(その後1945年3月の東京大空襲で焼失)。特に、イチョウは震災当時に、龍吐水のように水を吹いたとされている。

  • Aコース

神田明神

関東大震災で焼失した社殿は、日本最初の本格的な鉄骨鉄筋コンクリート造が採用され、1934年に完成したもの。不燃化が功を奏し、1945年の空襲でも焼失せず、現在に至っている。石獅子は、関東大震災により獅子山自体は崩壊したが、親獅子二頭は保存され、再建された獅子山に据えられたもの。また、江戸の昔より育ったイチョウの樹木は関東大震災で諸施設が炎上、崩壊したなか、残された数少ないイチョウの根から育った若芽が、今でも親木を支えている。

  • Bコース

都立上野恩賜公園

関東大震災では、東京市内の中心部がほとんど焼失する中で、広大な公園は焼けることなく、最大の避難地として、多く避難者を受け入れた。公園及び付近の避難者のため、池の端と竹の台にバラックを建設して人々を収容した。園内の美術学校校庭では、避難者の子弟のために野外国民学校が開設されるなど、災害時の犯罪発生の少なさや教育熱心な国民性は、今も変わらず日本の誇りと言える。また、不忍池の周辺や蓮は焼失を免れ、一面焼け野原となった東京で絶望の淵をさまよう人々に勇気を与えた。

  • Aコース
  • Bコース

東京大学地震研究所

東京大学地震研究所は、地震・火山現象を科学的に解明し、それらに起因する災害を軽減することを使命とし、1923年の関東大震災を契機に1925年に設立された研究所です。地震・火山現象に加えて、その根源をなす地球内部構造や変動現象も研究しています。研究所内に様々な地震計や、地震・火山噴火に関する多くの研究成果が残されており、それらのいくつかを見学して頂きます。

お申し込みから出発までの流れ

  • WEBより
    お申し込み
  • 受付確認
  • 抽選※参加者多数の場合は
    抽選となります。
    ご了承願います。
  • ―7月5日予定―
    当選通知のご送付
  • ご入金

【申込条件】お申込み時点で18歳未満の方は、親権者の同意書が必要です。15歳未満の方は、保護者の同行を条件とします。慢性疾患をお持ちの方、現在健康を損なっておられる方、お体が不自由な方、妊娠中の方、補助犬を同伴される方、その他特別な配慮を必要とする方はお申込み時に、その旨をお申し出ください。
【諸注意事項】①本企画は、「関東大震災100年事業事務局」より委託を受け東武トップツアーズ株式会社が手配をいたします。②抽選の結果は、7月5日(予定)にメールにてご案内いたします。③参加費のお支払いについては、当選案内に従い期日内にご対応ください。④参加費に含まれるもの(行程表に明示した貸し切りバス代、保険加入費及び諸経費)。⑤本ツアーで加入する保険の補償内容は、死亡・後遺症保険金額 300万円、入院保険金日額 4,400円、手術保険金 入院保険金日額の10倍(入院中の手術)または5倍(入院中以外の手術)の額をお支払いします。通院保険金日額 2,800円、賠償責任保険金額(免責金額0円)2,000万円、救援者費用等保険金額 10万円となり、保険料はおひとり様あたり300円となります。⑥出発地までの交通費は参加者の負担となります。

お問い合わせ

関東大震災100年事業事務局

TEL.03-5408-1020